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(その1に戻る) 2004年11月21日(日) (その2) |
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15:51 | このままでは、帰れない。 土手をのぼったとき、もうひとつ、アリンコポイントがあるのを思い出した。 人はそれを、公園、と呼ぶ。 とどろき緑地公園の雑木林。 あそこなら、いる。 そう思ってぐるっとまわってみたが、ここでも拍子抜けするほどアリンコは少ない。 見かけても、1匹ずつ。 これが、冬ということなのね。 自転車をとめられるポイントが見つかったので、落ち着いて探すことにする。 と、とめた自転車のすぐ前で、動くものが。 おお。 2、3匹がいっぺんに視界に入る。今日はじめて。 動きをたどっていくと、何やらエサにむらがってワラワラいる。 きゃー、吸っちゃう?吸っちゃう? |
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で、吸いました。 ブレているので、どんなに目を凝らしてもアリの姿は見えません。あしからず。 MOケース製吸虫管は、吸った後観察しやすいのが自慢ポイント。 なんだか、2種類のアリンコがいるようだ。 どちらも体長は3mmほど。 たくさんいた黒いアリンコをタッパに移し、4匹だけの茶色いのはジュエリーケースに入れた。 |
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と、ここまでやったところで、急激におツムの頭痛が痛まってきたんですけど。 風邪っぽいんですけど。 やばいんですけど。 巣とか女王とか、そういうことは忘れて、ダッシュで帰宅。 |
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16:55 | 帰ってきて、さて、どうしましょう。 あのー、確か、飼うのはアリンコ様1匹で、じゅうぶん、だったんじゃ・・・。 ええ、確かに、そう申しておりました。 でもね。 ここんとこ、またぞろ、アリンコ様をいらんこと構って、いやがられてるってゆうじゃなぁい? そこで!難問解決の妙案が! 名付けて、「飼い主目くらまし作戦!」 目先にオモチャをぶらさげておけば、今までのような頻度でいらんことしなくなるに違いない!と、まあ、こういうわけですわ。 とかなんとか。 アリンコ様の一時避難所としてちょびっとだけ活躍していたアントクアリウム2号(ほとんど無傷だった)に、たくさん組を投入。 数えたら、25匹いた。 あっ、もとい。 25頭いた。(このほうがプロっぽいような気がする) 例によってお見せできる写真はないが、ルーペで見たところ、トビイロシワアリでないかと。 なーんだ、アリンコ様と同族じゃん。 どうりで安心できるフォルムだと思った。 |
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17:12 | 4頭だけのアリンコは、・・・とりあえずアリンコ様のお古のアントクアリウム1号に。 すてきなチューブが意味不明な角度で刺さっているが、できればどなた様も気にしないで欲しい。入居したアリンコたちも含めて。 というわけにもいかないらしく、ものすごい勢いで何度も何度もチューブの中を通るアリンコ。 二十日鼠かね、チミは。 トビイロシワアリと違って、こちらの方々は非常に登攀力が高い。 移し替え作業をスムーズに行うために、アントクアリウムの上端にはベビーパウダーを塗ってあったのだが、ポッテンポッテン落っこちるトビイロシワアリを尻目に、彼女たちはガンガン天井まで登って逆さになって休憩している。 塗った直後は効いていたのに。もう濡れちゃいましたか。 チューブをぐるんと回ってきたあとも、(ポッテリ落ちることもあるけれど)チューブのふちをまわって天井に落ち着くことが多い。 |
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で、お嬢さんがた、どちらさんで? このアリは、なにやらとってもカッコいい。 触覚がすらーりと長くて、ツルッツルのプクップク。 うーん、美味しそう。プチュっと食べたい感じ。(食べません) 全体に茶褐色で、特に胸の部分の色が薄い。 また、個体差はあるが、腹に斑点状の模様(ヨツボシオオアリみたいな)があるようにも見える。 頭は滑らかなシズク型。体長は3mm。 がんばってカメラを構えるが、なかなかご真影を撮らせていただけない。 ちったぁ落ち着けよ。 |
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17:35 | かくして、多摩川河川敷攻めの第1日目は暮れていったのであった。 忘れないようにしないといけなくなったアリンコ様の隣に、2つのアントクアリウムを並べた。 いやん、楽しー。 ・・・え?・・・第1日目? |
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21:47 | はっ、忘れてた! 明日の朝までの仕事があったんだった! お母ちゃんはちょっと働いてくるからね、みんないい子にして待ってるんだよ。 手にベビーパウダーをはたいた悪いオオカミがきても、ドアを開けちゃだめですよ。 って、そりゃワシのことゆうとんのかワレ。 トビイロシワアリはどうやら光に集まる性質があるようだったので、2つのアントクアリウムの間に小さい懐中電灯をつけて出かけることにした。 |
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>えっ、まだ続くの? | ||