ガガンボ解体
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ガガンボってやつがね、風呂場の窓際で絶命してたんですよ。
去年までのあたくしなら、ひー、きもちわるいーとか言いながら捨てるわけですが、
今のあたくしはそんな勿体ないことは申しませんとも。
ぜひともアリンコちゃんたちの血となり肉となっていただかなくては。
 <アリンコ日記6月11日「ガガンボ解体」
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2005.06.11
08:09’14” 20050611_080914 エサ場にガガンボ投入。
針みたいなのがあるからメスかしら。

なお、前日にかつおぶしと雑草の種を、
数時間前に魚肉ソーセージのカケラを
投入した。
全然手をつけなかったんだな、これが。

早くも2匹が盛大に尻を上げながら
ガガンボにしがみついている。
むー、さすが、虫。
この後、4匹体制になってめいめいが
噛み付いていたが、そのうち1匹が離脱。
ときどき見失ったが、たぶん巣のほうへ
戻っていった。
戻る途中、出会う仲間に何かを伝えて
いるのかどうか、いまいち判然としない。
触覚を交わした相手も特に興奮したそぶりは
見せない。
でもなんとなくガガンボへの道ができてるような
できてないような・・・。
 
08:20’09” 20050611_082009 離脱アリ、巣ケースの竹炭(みんなのお家)に
どうやら到達した模様。
なんとなくアリ道ができてる、かなー。

だんだんアリたちが興奮し始めているような
気がする。
でも竹炭に乗ってる連中は静か。
08:23’06” 20050611_082306 エサ場へと続くチューブのところに微妙に
集まり始めた。
だが、エサ場に急行するわけではなく、
出口のところに溜まってるだけ。
放課後の中学生かね、あんたたちゃ。
はよ、動け。
08:23’36” 20050611_082336 その頃、ガガンボエリアはまだ3匹体制のまま。
エサ場も閑散としている。
08:28’17” 20050611_082817 ようやく数が集まりだした。
が、よく見ると、ガガンボじゃなくて
昨日から入れてあったかつおぶしに
勢いよく取り組んでいるやつが数匹。
いやー、そこらへんがうじゃうじゃの
うじゃうじゃたるゆえんだね。
んもう、おバカさん。
08:33’41” 20050611_083341 そして巣ケースのほうでは、謎の集会が。
きみたちはエサ場にも行かないで
そこで何をやっているんだね。
栄養交換でもなさそうだし・・・。
なんか、よく見たら、うじゃうじゃくんたち
みんなものすごいお腹いっぱいね。
なのによくガガンボ食おうと思うよね。
あ、あんたたちは、食いたくないから
さぼってんの?
08:41’12” 20050611_084112 ガガンボはなかなか硬いらしく、難儀している。
ようやく脚が1本はずれた。
(最初から脚は5本しかなかった)
08:43’43” 20050611_084343 はずした脚は、バラバラにして巣へ。
頭の付け根と腹の先のほうでも熱心に
切り取り作業が行われているが、
なかなかはかどらない。
08:44’12” 20050611_084412 まだ、たむろってるサボリ組。
グルーミングをしてるっぽい。
08:50’17” 20050611_085017 だんだん頭がぐらぐら動き出した。
(生き返ったのかと思ったけど違うよ)
腹にもちょっと穴があいてきた。
08:58’23” 20050611_085823 頭切り離し完了。
でもなんか、労働力不足なんじゃないの?
09:09’26” 20050611_090926 羽1枚が切り離され、腹も2箇所に穴が。
腹の穴、頭に近いほうからは黄色くて細かい粒々、
尻に近いほうは真っ黒で直径が腹の半分くらいの
粒(卵?)が出てきた。

しかしまあ、かつおぶしは食っても
魚肉ソーセージと種には目もくれないのな。
09:18’45” 20050611_091845 首や腹の穴から盛大に潜り込みはじめた。
脚もずいぶん短くなった。
首も巣のほうへ持ち去られた。
09:23’08” 20050611_092308 腹も切り離された。

このように、ちっちゃくちっちゃくして
ガガンボはうじゃうじゃくんたちの巣に
運び去られたのであった。
10:28’34” 20050611_105834 ・・・と終わるつもりであったのだが。
ベランダのハーブ(名前なんだっけ)に
カイガラムシみたいなのがついていた。
おおー。
ごはんー。
で、投入してみた。
そのころにはもう、ガガンボの思い出は
羽だけになっていたのであった。

(魚肉ソーセージは哀しいので撤去)

カイガラムシの運命については、また。
うじゃくんたち、ちょっと興味はあるようでしたよ。
翌日のアリンコ日記